半製品から製品&出荷

セメント用石灰石は直接屋内の貯鉱庫に運ばれます。
鉄鋼・化学用石灰石は一旦サービスポケットに入れた後、3系列の大型スクリーンで2段階にふるい分けられて各サイズごとにストックパイルや貯鉱庫へ運ばれます。
粉鉱は3系列のクラッシャーで5ミリ以下に粉砕し、屋内貯鉱庫と6基の粉鉱サイロに貯鉱されます。
左画像はクジラ(住友大阪セメント)とイカ(秋芳鉱業)の絵が描かれた大型サイロと、その奥に続くのが屋外貯鉱場です。
仙崎港頭中操操作室では一人のオペレーターでコンピューターにより山元小割機の遠隔操作や山元プラント全般の管理、長距離ベルトコンベアの運転、銘柄別生産量の制御、粉砕設備の運転から出荷に至るまで、すべてが自動で集中制御されています。


LBCだけでなく、プラント内にも数多くのベルトコンベアが石灰石を運んでいます。

画像はスクリーンと呼ばれる機械で、製品別に大きさをふるい分けます。
また、破砕機もあり、破砕・選鉱の最終の生産工程があります。

港頭プラントには石灰石を貯蔵する屋内貯鉱場があります。
屋外貯鉱場やサイロなども合わせると港頭プラントでは約250,000t貯鉱可能です。
出荷

出荷は中央操作室から一人のオペレーターが運転、制御し、銘柄別に回転走行フィーダーなどで自動的に払いだされた石灰石は専用桟橋に運ばれます。
(画像桟橋の左端から先を延伸工事中 2025年4月現在)

船積みは毎時2,000tのシップローダーで行われます。
16,000tクラスの大型船も接岸でき24時間船積み可能の体制を整えています。
桟橋延伸工事
2024年11月現在 工事中

既存桟橋の先に桟橋を延ばして船の離着岸を効率化します。
画像は桟橋の土台部分が出来た状態で、この上にベルトコンベアなどの機械を据え付けます。
2025年5月現在 工事中

左側が延伸部分で、既存桟橋との中継所や機械設備が据え付けられています。

石灰石を船に積むための機械「シップローダー」を据え付けている様子です。